スバル新型フォレスターの評価&口コミを徹底調査【2020年1月】

スバル新型フォレスターの値引き相場&交渉方法【2018年6月】 フォレスター値引き

いよいよ発売を目前に控えたスバル新型『フォレスター』。

クロスオーバーSUVとして鍛え抜いたタフな個性で大人の男心をグッとつかんで離さないフォレスターが、5代目フォレスターとして2018年夏にフルモデルチェンジを果たします。

すでにスバルからの公式情報が発表されており、スバルの公式ホームページでも詳細が公開されているため、フルモデルチェンジした新型フォレスターの登場は秒読み状態とみて間違いありません。

ここでは、2018年夏に販売が開始するスバル新型フォレスターの評価・口コミを紹介しながら、当サイト独自の辛口チェックで大解剖していきます。

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新たなグレード設定にハイブリッドモデルも!新型フォレスターの評価

スバルといえば走りの力強さに定評がある自動車メーカーで、ノーマルマフラーでも抜けの良い重低音が響く『スバルサウンド』に取りつかれているドライバーも多いことでしょう。

そんなスバルが、インプレッサの特別仕様車『インプレッサグラベルEX』の後継車として1997年に世に送り出したのがご存知の『フォレスター』です。

発表当時の衝撃はそれはものすごいもので、なにせ同じような車がない!

1997年といえば、それまで3%だった消費税が5%に引き上げられた年で、トヨタ『RAV―4』やホンダ『CR―V』がけん引してきたRV車ブームから、マツダ『デミオ』のようなコンパクトカーに注目が移り始めたころ。

4WD車といえば「車高が高い」とか「なんか四角い」というイメージがある中で、街乗りのシーンにもスタイリッシュなフォルムを持つフォレスターの登場に胸を躍らせたドライバーが続出しました。

その後、フルモデルチェンジを果たすたびにクロスオーバーSUVとしての能力に磨きをかけ続けたフォレスターは、4代目となる現行モデルの生産を2018年4月に終了しました。

すでにスバルのホームページでも「掲載モデルの受注生産を終了しました」とアナウンスすると同時に、新型フォレスターの先行予約が始まっています。

新型フォレスターのグレード展開は4種類##

新型フォレスターのグレード展開は4種類です。

  • 走行性能と安全性能が充実したベーシックモデル『Touring』
  • Touringをベースに快適性と上質さを向上させた『Premium』
  • スポーティな内外装のデザインとハード&タフなユーズを可能にした『X-BREAK』
  • スバルのハイブリッドシステムe-BOXERを搭載した新機軸モデル『Advance』

これまでのフォレスターから一新した、より分かりやすいグレード展開になっています。

各グレードの価格は以下のとおり。

  • Touring…280万8,000円
  • Premium…302万4,000円
  • X−BREAK…291万6,000円
  • Advance…309万9,600円

ベーシックなTouringからスバルの新開発ハイブリッドシステムe-BOXERを搭載したAdvanceまでの価格差が約30万円で、上級グレードを選択する場合でも尻込みをせずに済む価格設定となっています。

新型フォレスターのボディサイズと『SGP』採用のプラットフォーム

新型フォレスターのボディサイズは、若干のサイズアップを果たした4代目からさらにサイズアップしています。

  • 全長…4,625㎜
  • 全幅…1,815㎜
  • 全高…1,715㎜(X―BREAKは1,730㎜)
  • ホイールベース…2,670㎜

全長は30㎜、全幅・全高は20㎜、ホイールベースは30㎜のサイズアップで、4代目フォレスターにおいて好評だった居住性の高さにより磨きがかかった印象です。

プラットフォームは2016年に発売された5代目インプレッサに初採用された『SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)』を採用。

スバルが大目標として掲げている「安心と愉しさの両立」を目指して開発されたSGPは、スバル車の従来比1.4倍もの耐衝撃性を持ち、安定したドライビングを可能にしています。

車内の静粛性も格段に向上しており、ドライバーに走りの悦びと快適をもたらします。

新型フォレスターの外観デザインには大幅な変更なし

今回のフルモデルチェンジでは、フォレスターの外観デザインに大幅な変更はありません。

フルモデルチェンジといえば、同じ血統でも全く違うデザインの外観にリボーンする車も少なくありませんが、新型フォレスターのデザインは4代目フォレスターのデザインをキーコンセプトを継承。

若干のサイズアップを果たしながらもフロントマスク・ボディラインなどは4代目と大差がありません。

特にフロントに関してはヘッドランプの印象もそのままで、左右のフォグランプ周りは4代目の2.0i・2.0i-L・X―BREAKと同じく口を開けたデザインになっています。

後席のサイドクオーターガラスは途中から斜め上にせり上がった形状をしており、こちらも4代目のデザインがそのまま採用されています。

リアの印象はテールランプがやや細くなり、4代目と比べるとスマートな印象。

タイヤハウスには新たにフェンダーが縁取られており、ボディラインのメリハリがピリッと効いています。

新型フォレスターは、スバルが目指す『DYNAMIC&SOLID』=『躍動感』と『塊感』を見事に体現した外観デザインです。

ボディのサイズアップと相まって、新型フォレスターは4代目と比べると「マッシブさはそのままにスッキリしたイメージ」にまとまったと言えるでしょう。

新型フォレスターのボディカラーは9色

新型フォレスターのボディカラーは全部で9色です。

Touring・Premium・Advanceの3グレードはボディカラーは共通。

  • クリスタルホワイト・パール
  • アイスシルバー・メタリック
  • ダークグレー・メタリック
  • クリスタルブラック・シリカ
  • クリムゾンレッド・パール
  • ホライゾンブルー・パール
  • ダークブルー・パール
  • セピアブロンズ・メタリック
  • ジャスパーグリーン・メタリック

以上の9色です。

注目したいボディカラーはジャスパーグリーン・メタリック。

コチラは新型フォレスターで初採用されたフォレスター専用色で、ハードな使用に似合うミリタリーグリーン調のメタリックカラーです。

X―BREAKのボディカラーは4色のみのラインナップ。

  • クリスタルホワイト・パール
  • アイスシルバー・メタリック
  • ダークグレー・メタリック
  • クリスタルブラック・シリカ

各グレードとも、クリスタルホワイト・パールとクリムゾンレッド・パールのみが有料色です。

ほぼベーシックカラーのみのラインナップとなっていますが、ガーニッシュの素材とカラーを変更することでメリハリのある印象を打ち出しています。

特にX―BREAKでは前後左右のアンダー部分にオレンジのラインが走っており、スポーティな個性が押し上げられています。

新型フォレスターの内装は広々として立体感が向上

外観デザインにさほどの変更点がないことと比べると、新型フォレスターの内装は大幅なグレードアップを感じます。

室内空間はホイールベースが延長されているため、4代目フォレスターと比較すると室内空間が広くなった印象を受けます。

特にホイールベースの延長分はほとんどが後部座席の拡張に充てられているため、後部座席の快適性は大幅に向上。

わずか30㎜のホイールベースの延長が、後部座席をゆったりとした空間に変身させています。

フロントパネル周りは丸みを帯びたある意味で『普通』なデザインを一新して、スイッチ類の配置はそのままにスクエアデザインを各部に取り入れたメカニカルな印象に変貌しています。

助手席前部のパネルに斜めに走る段差が、室内のデザイニングにキレを与えており、操縦席っぽく変身したフロントパネル周りにグッと惹きつけられることでしょう。

シート素材はTouring・Premium・Advanceではトリコット+合成皮革を採用。

メーカーオプションで本革仕様もセレクト可能です。

X―BREAKでは撥水加工を施した合成皮革を採用して、ハード&タフな使用に耐えうる仕様。

Touring・Premium・Advanceではシルバーステッチ、X―BREAKではオレンジステッチを施すことで、シートに上質さと立体感を与えています。

ラゲッジルームは広々としたスクエアデザインで、アウトドア用の大量の荷物でも余裕を持って積み込むことが可能。

開口部は最大部分で1,300㎜もあるので、大きな荷物の積み下ろしもカンタンです。

リアゲートは自動でゲートを閉じた後に車両全体のロックがかかる新システムを採用しており、両手に荷物を抱えた状態でも施錠がカンタンにできます。

全体的に4代目フォレスターと比べると立体感が増してメカニカル・スポーティーな印象へと生まれ変わった新型フォレスターの内装は、スバル自慢の走行性をより快適に感じさせてくれるでしょう。

新型フォレスターのパワートレインは2種類

新型フォレスターに搭載されるエンジンは2種類。

  • 2.5リッターDOHC直噴エンジン
  • 2.0リッターDOHC直噴エンジン+モーター

ガソリン車のTouring・Premium・X−BREAKは2.5リッターDOHC直噴エンジン。

最高出力は184PS(5,800rpm)、最大トルクは24.4kgm(4,400rpm)であり、ノンターボで140PS/20.0kgmだった4代目フォレスターと比べると大幅なパワーアップを実現しています。

ハイブリッド車となるAdvanceは2.0リッターDOHC直噴エンジンにモーターを組み合わせた『e-BOXER』というシステム。

ハイブリッドといっても、プリウスなどに代表される電気のみでの走行が可能な『フルハイブリッド』ではなく、あくまでも補助動力として機能する『マイルドハイブリッド』と呼ばれるシステムです。

小容量のバッテリーでもハイブリッド走行を可能にして大幅な低燃費性を実現することから、軽自動車にも導入されています。

e-BOXER搭載のAdvanceのエンジンは、最高出力が145PS(5,800rpm)、最大トルクが19.2kgm(4,000rpm)で、さらにモーターの13.6PS/6.6kgmが加わります

先代の4代目フォレスターでは2.0リッターNA車と2.0リッターターボ車のラインナップでしたが、新型フォレスターではターボ仕様車は廃止されました。

ただし、スバルは2019年・2020年に新型ダウンサイジングターボエンジンの導入を予定しているため、新型エンジンが導入されればマイナーチェンジによってターボ仕様車が登場する可能性は十分にあります。

「あえてのNA仕様では?」と予想する自動車評論家もいるくらいなので、まだ先の話になりますが、新型フォレスターのマイナーチェンジ情報は気になるところです。

新型フォレスターのエンジンのスペックを見ると、2.5リッターエンジンを搭載した3グレードが優っていますが、e-BOXERが機能している時の走行性能は非常に滑らかで、アクセルを踏み増した時の加速レスポンスは良好です。

単に低燃費性の向上をウリにするためにマイルドハイブリッドを導入したのではなく、走りの性能を誇示するスバル車らしい走行性を実現しているところが「さすがスバル!」ですね。

新型フォレスターのエンジンはもちろん『水平対向(ボクサー)エンジン』

スバル車といえば国産車で唯一の『水平対向エンジン』を搭載していることで知られています。

水平対向エンジンとは、一本のクランクシャフトを中心にシリンダーが左右水平に配置されている機構で、ピストンの動きがボクサーがパンチを撃ち合う動作に似ていることから『ボクサーエンジン』とも呼ばれています。

水平対向エンジンの特徴を詳しく説明すると難しくなってしまうので、カンタンに長所をまとめてみましょう。

  • エンジンの形状が横広いため、軽量・低重心化が可能
  • 動作時の振動が少ない
  • エンジンの剛性が高い

新型フォレスターのフロントデザインを自由にしているのも、高い走行性能を実現しているのも、走行時の室内環境を快適にしているのも、スバル車特有の排気サウンドも、全て水平対向エンジンのなせるワザなんです。

新型フォレスターの燃費性能

新型フォレスターは低燃費性能よりも走行性を重視しています。

新型フォレスターのパワートレイン別の燃費性能を表にまとめてみました。

パワートレイン JC08モード WLTCモード

(総合)

WLTCモード

(市街地)

WLTCモード

(郊外)

WLTCモード

(高速道路)

2.5リッターDOHC直噴エンジン

・Touring・Premium・X―BREAK

14.4km/L 13.2km/L 9.6km/L 14.6km/L 16.4km/L
2.0リッターDOHC直噴エンジン+モーター

・Advance

18.6km/L 14.0km/L 11.2km/L 14.2km/L 16.0km/L

新型フォレスターは2018年10月から表示が義務付けられる国際的な燃費基準『WLTCモード』での燃費性能が公表されており、より実走行に近い燃費性能を知ることができます。

WLTCモード総合ではガソリン車で13.2km/L、e-BOXER搭載のマイルドハイブリッド車で14.0km/Lとなっており、最近の普通車としては燃費性能が良い部類には入りません。

WLTCモードの公表によって注目したいのが、郊外モードと高速道路モードでの計測結果。

通常、ガソリン車とハイブリッド車の燃費性能を比較した場合、ハイブリッド車のほうが優るものです。

ところが、郊外モードではガソリン車14.6km/Lに対してマイルドハイブリッド車が14.2km/L、高速道路モードではガソリン車16.4km/Lに対してマイルドハイブリッド車が16.0km/Lとなっており、燃費性能が逆転しています。

この現象が起きている原因はe-BOXERが主に減速時に機能するため。

一定速度で巡航することが多い郊外路や高速道路ではe-BOXERが機能しないため低燃費性能が得られず、しかもハイブリッドシステムを組み込むことで車重が110kgも重たくなっているために、このような結果が生じているのです。

WLTCモードでの計測は、新型フォレスターのグレードを決める際の重要な材料となります。

もし、郊外路や高速道路を利用した長距離通勤をしている方なら「燃費が気になるから」なんて理由だけでムリにe-BOXER搭載のAdvanceを選ぶ必要はありません。

ハイブリッド車を選ぶメリットは「ガソリン代の負担を軽くすること」であり、ローン返済を続ける5年程度の期間でどれだけガソリン代を軽減できるのかがミソ。

ベース車となるTouringとマイルドハイブリッド車であるAdvanceの価格差は約30万円であり、加速・減速の動作が多い市街地走行が中心の使用でなければ、マイルドハイブリッド車は「元を取れない」という状態になってしまうこともあり得るのでグレード選択の参考にしましょう。

それでもコスパ感でみればオススメはAdvance

ガソリン車では最高グレードとなるPremiumと、e-BOXER搭載のマイルドハイブリッド車Advance。

Premiumの価格は302万4,000円、Advanceは309万9,600円で、Advanceが7万5,600円高値となります。

グレード間の価格差としてはかなり小さい差ですが、ここで1つ注目したいポイントがあります。

それが『税額』の差です。

マイルドハイブリッド車であるAdvanceは、購入時の自動車取得税が40%、自動車重量税が50%、それぞれ減税されますが、ガソリン車のPremiumは減税の対象にはなりません。

減税分の差額は約3万6,000円になるので、実質、PremiumとAdvanceの価格差は約4万円に縮まります。

さらに、Advanceだけにしか採用されていない安全装備の価格だけでも約7万円になることを考えると、わずかにAdvanceのほうがおトクになります。

減税・先進の安全装備・e-BOXERによるガソリン代の軽減などを踏まえて総合的なコスパをみれば、やはりオススメのグレードはAdvanceです。

新型フォレスターの駆動方式は『シンメトリカルAWD』

新型フォレスターの駆動方式は『シンメトリカルAWD』です。

「AWDってなに?」という方のためにカンタンに紹介しましょう。

AWDとは世界的な呼び名で「All Wheel Drive=全車輪駆動」を意味します。

オールホイールドライブ、つまり全てのホイールが駆動する駆動方式を指す言葉です。

「車って4輪なんだから、AWDって4WDと同じ意味じゃん?」と思うかも知れませんが、日本では珍しくても世界には6輪や8輪の車もあります。

「4WD=全てのホイールが駆動する」という意味ではないってことです。

実は国産車で最も古い『4WD』としての車は『スバル1000バン』。

国内においてはスバルが4WDの元祖と言える存在ですが、そのスバルが他の自動車メーカーに先駆けて4WDという表記から『AWD』へと切り替えました。

ここにスバルが世界へと目を向けている姿勢が見えてきますね。

新型フォレスターに採用されている駆動方式は『シンメトリカル(左右対称)AWD』。

シャーシに対してパワートレインを左右対称に配置することで車体のバランスを整えて、コーナリングにおける安定性を高めて走行性能を向上させています。

新型フォレスターは当然の4輪車なので「AWD=4WD」と見ても間違いにはなりませんが、スバリスト・フォレスターファンとしてはこだわって『AWD』と呼びたいところですね。

走破性を高める『X―MODE』

先代の4代目フォレスターにも装備されていた走行制御システム『X―MODE(エックスモード)』は新型フォレスターにも搭載されています。

雪道やぬかるみなど、イールが空転してしまう悪路を走行する際に、エンジン・トランスミッション・AWD・VDC(ヴィークルダイナミクスコントロール)を自動で統合制御して各ホイールの駆動・ブレーキを最適化することで走破性を高めるX―MODE。

4代目フォレスターではスイッチのON・OFFだけでしたが、新型フォレスターではシフトノブ下部にダイヤル式スイッチを配置。

スイッチを押してX―MODEのON・OFF、ダイヤルを左に回すと『スノー・ダートモード』に、右に回すとより力強い『ディープスノー・マッドモード』に切り替えが可能です。

海外のチームがおこなった、急勾配の坂の上から大量の水を流してSUV各車種の悪路走破性を試す実験では、各メーカーの有名SUVが次々と坂の途中でダウンしてしまうのに、フォレスターだけが急勾配の頂上まで登り詰めるという結果に。

これもX―MODEを搭載して悪路の走破性を高めたフォレスターだからこそ為せるワザです。

新型フォレスターなら、積雪量の多い地方のユーザーでも安全・安心して走行できますね。

新型フォレスターのトランスミッションは『リニアトロニックCVT』を採用

新型フォレスターのトランスミッションには4代目に続いて『リニアトロニックCVT』が採用されています。

CVTとは『無段自動変速機』と呼ばれるトランスミッションです。

CVTの詳しい説明は省略しますが、つまりはマニュアルトランスミッションのギアチェンジ時のような「カクン」っとしたショックがない、理想の変速機と言われているトランスミッションです。

実はCVTもスバルが初めて開発した機構で、こちらはなんと世界初でした。

走行性能に関する機構へのスバルの強い探究心がうかがえますね。

CVTのパイオニアであるスバルが開発した『リニアトロニックCVT』とは、従来のCVTでは金属ベルトを使用していたところ、金属チェーンを使用することで最大トルク40kgmものハイパワーの伝達を可能にしています。

新型フォレスターのトランスミッションはリニアトロニックCVTのみで、4代目まで続いた5MT・6MTのリリースはありません。

走行性能の高い車だけに、MT仕様のリリースを期待していたドライバーは少なくないはずですが、リニアトロニックCVTによって実現したスムーズでパワフルなドライビングを楽しめるということでヨシとしておきましょう。

新型フォレスターの安全装備

安全装備に関しては国内自動車メーカーの中でも頭一つ抜きん出ている感触のスバル。

もちろん新型フォレスターも安全装備が充実しています。

全グレードがSGPによってもたらされた高い耐衝撃性を誇り、すべての事故による衝撃を最小限に抑えるだけでなく、室内のサイドカーテン・ニーエアバッグ、ボンネットには歩行者保護エアバッグを標準装備。

万が一の事故の際にドライバーだけでなく歩行者のダメージも最小限に抑える配慮がなされています。

さらにスバルの先進安全装備『アイサイト』を全グレードに標準装備。

4代目フォレスターでは上級グレードのみの採用だったアイサイトですが、新型フォレスターは全てのドライバーに安全と快適なドライビングを提供します。

新型フォレスターに採用されるアイサイトは、レベル2の自動運転に対応している『アイサイトver3』。

アイサイトver4の開発も注目されていますが、新型フォレスターに搭載されるのは現行では最新のver3です。

ステレオカメラで前方の車両・歩行者・自転車などを認識し、危険を感知した場合はアクセル・ブレーキを制御して事故を防止するアイサイトですが、ver3は『曲がる』領域の先まで認識します。

公益財団法人交通事故総合分析センターの調べによると、アイサイト搭載車の事故率は非搭載車と比べると60%減。

「60%の事故を未然に防ぐことができる」という驚異的な安全装備は、ドライバーに安心を与えてくれますね。

アイサイトツーリングシステムも搭載しているので、前方車両と車線を認識してステアリング・アクセル・ブレーキを自動制御し、追従走行をアシストしてくれます。

高速道路やバイパス道路の走行時、渋滞時には、ドライバーの負担を軽減してくれる嬉しいアシスト機能です。

さらにPremiumには、後方から近づいてくる車両を感知して警告する『リアビークルディテクション』や、対向車の有無を感知して自動でロービームとハイビームをスイッチしてくれる『アダプティブドライビングビーム』も装備して、安全性と快適性を高めています。

新型フォレスターの安全装備で特に注目したいのが、最高グレードAdvanceのみに搭載される『ドライバーモニタリングシステム』です。

初搭載となるドライバーモニタリングシステムは、室内カメラがドライバーのわき見や居眠りを認識して警告します。

さらに顔認識機能が搭載されているので、ドライバーとして登録すれば電動パワーシートでポジションを自動調整したりエアコンを調整してくれます。

安全装備の最先端を走るスバルらしさがたくさん詰め込まれている新型フォレスターなら、安心・安全なドライビングが約束されるといっても良いでしょう。

ただし、字光式ナンバーを装備すると安全装備が正常に機能しないのでご注意を。

新型フォレスターを辛口チェック!

新型フォレスターの魅力をたっぷりとお伝えしたところで、当サイト編集部による辛口チェックを紹介していきましょう。

燃費が悪い!

先ほど、新型フォレスターの燃費性能については詳しく紹介しましたが、WLTC総合でガソリン車が13.2km/L、マイルドハイブリッド車が14.0km/Lという燃費性能は、最近の車にしては悪すぎます。

大人気のステーションワゴンであるトヨタ『アルファードハイブリッド』でさえ、郊外路で14.3km/Lという燃費性能を持っていますから、車体の重量などを考えれば新型フォレスターは明らかに燃費が悪い車だと言えます。

とはいえ、闇雲に低燃費をウリにするにではなく、新型フォレスターには「走行性・走破性を追求しているので、燃費性能が低くても仕方ない」という、良い意味での開き直りも感じます。

つまりは『車』に対して何を望むか?という好みの問題です。

自分なりの車選びのポイントの中に『低燃費』が含まれているユーザーにとってはオススメできないし『走行性・走破性』を重視したいというユーザーにとっては最高の車だということです。

キーレスがオプション?

今や軽自動車のエントリーモデルでさえ標準装備のキーレスエントリー。

当たり前すぎる便利な装備ですが、実は新型フォレスターでは上位グレードのPremium・Advanceのみが標準装備、Touring・X―BREAKではメーカーオプションになっています。

しかもキーレスエントリー単体でのオーダーは不可で『キーレスアクセス&プッシュスタート』となっているため、オプションを購入しなかった場合のTouring・X―BREAKではエンジンキーを差し込んで回す従来のスタートシステムになります。

キーレス・プッシュスタートの車から乗り替えた場合、おそろしく不便さを感じるでしょう。

エンジンキーを差し込んでスタートするほうが「これから車を運転するぞ!」という充実感がある、という方でなければ、少し割高にはなりますがキーレスアクセス&プッシュスタートの導入をオススメします。

外観デザインに不満が集中!

新型フォレスターの外観デザインはキーコンセプトであるため、フルモデルチェンジであるのに先代である4代目フォレスターと見比べても「どっちがどっち?」と迷うくらい変更がありません。

せっかくのフルモデルチェンジでここまで外観デザインの変更がないと、パッと見て「お!カッコいいじゃん!」となるのは従来からのフォレスターファンくらい。

つまり、従来のフォレスターファンしか惚れ込まないような外観デザインになってしまっているということです。

フォレスターファンには初代〜2代目までの角ばったデザインを好む人が多く、特に走行性が高まった2代目は中古車市場でもある程度の価値が評価され続けています。

フォレスターがフルモデルチェンジするという情報が出回り始めた頃には「あの頃のデザインに戻して欲しい」と期待していた方も多かったので、ガッカリ感はハンパじゃありません。

グローバル化を推し進めるスバルとしては、北米モデルとして高評価だった現在のデザインに絶対の自信があるのでしょうが、これが日本国内でも通用するのかと言われれば疑問です。

新型フォレスターの外観デザインは賛否両論で「一目でフォレスターって分かるからヨシ」とする意見もありますが、不満を持っているユーザーのほうが多数なのは間違いありません。

完全に好みの部分だとも思えますが、外観デザインの人気・不人気は好みの問題では済まされません。

外観デザインの不人気は中古車としての人気につながり、ひいては乗り替え時の買取り価格にも影響します。

いずれ手放す時が来ると思えば、不人気車として安く買い叩かれるのは避けるべきなので、新型フォレスターを購入するなら買取り価格の下落は覚悟しておいたほうがいいかも知れませんね。

スバルの不正問題で信用度がガタ落ち!

スバルといえば、最近では新車情報よりも不正問題でメディアに大きく取り上げられる機会のほうが多くなりました。

2017年10月に完成検査で燃費と排出ガスの測定データを改ざんした問題が浮上し、2018年6月までに合計4回もの記者会見を開くという異常事態。

さすがに不正発覚後の販売となる新型フォレスターではデータの改ざんはないものと信じたいところですが、その期待を裏切り続けて4回もの会見を開いているわけですから、信用度はガタ落ちです。

新型フォレスターでは、より実走行での燃費性能に近い国際的な燃費基準『WLTCモード』での測定値を公表するなど、カタログ燃費に対する改善姿勢が感じられますが、ユーザーの反応は冷ややかです。

スバルの不正問題と相まって、新型フォレスターのリリースに対しては「このタイミングでよくも…」という反応もあります。

車本来の評価とは別の部分にはなりますが、不人気となれば中古車市場での買取り価格に影響するのですから無視はできません。

このタイミングで新型フォレスターを購入するのは、ある意味でギャンブル的な面があると言えるでしょう。

アイサイトver3の安全性能はそこまで高くない?

安全装備に対する姿勢が高いことで定評のあるスバル。

アイサイトの導入によって交通事故の60%を予防しているという報告は興味をひきますが、実はスバル車の安全性能は「中の高」程度なんです。

独立行政法人自動車事故対策機構が検査・測定する『予防安全性能アセスメント』を調べると、1位に輝いているのはニッサンのセレナで71点、2位はマツダのアクセラで70.5点。

ではスバル車はというと、多くの車種が60点代後半に食い込んでいる割には、最高レベルの70点代をマークした車が1台もない、というのが実状です。

ちなみに先代となる4代目フォレスターの2.0i-L EyeSightの点数は69.5点。

最高レベルの車種と比べると、スバルの技術力を集結して作られたグレードでさえ「中の高」レベルだと言われても仕方がないでしょう。

新型フォレスターで初の70点台をマークできるのかが新型フォレスターの開発陣の課題でしたが、今のところは未検査のため不明です。

先進の安全性能を追求して車選びをするのであれば、新型フォレスターよりも高い点数をマークしている車もたくさんあるので、自動車事故対策機構のホームページで調べてみると良いでしょう。

『スバル新型フォレスターの評価&口コミを徹底調査』のまとめ

2018年夏に販売を開始する新型フォレスターの評価を、スペックや装備などを中心に解剖して辛口チェックで紹介しました。

往年のスバリストやフォレスターファンにとってはSGPの採用・2.5Lエンジンと2.0Lエンジン+モーターのe-BOXER採用・先進の安全装備など魅力がたっぷりの車となる新型フォレスター。

一方で、スバリストやフォレスターファンではなく『SUV好き』としては、こんな不満を感じずにはいられません。

  • フルモデルチェンジなのに外観デザインにほぼ変更ナシって、フルモデルチェンジの意味あるの?
  • この時代に燃費性能が悪すぎでは?
  • アイサイトって、ほかのメーカーの安全装備に負けてるんでしょ?
  • そもそも、スバルは不正問題があるので信用できない…

スバリスト・フォレスターファンなら絶対に『推し』なんですが、個性の強い新型フォレスターに軽い気持ちで手を出すのは禁物です。

もし単なるSUV好きであれば、ショールームを訪ねて試乗をしてから購入することを強くオススメします。

⇒ スバル新型フォレスターの値引き相場&交渉方法

ディーラーに騙されるな!30万得するために買取業者に売ろう

車売却を検討している人たちの口コミを調べていたら、すごいことを発見しました・・・

なんとネットの買取業者は、ディーラーの下取りより、平均で30万円程高く買ってくれるんだそうです!

噂が本当なのか真相を探るために、私も車の無料一括サイト(かんたん車査定ガイド)で自分の車をチェックしてみました。

そうすると・・・このような価格が出てきました↓↓

でもこれではまだ実際の価格がわからないので、査定していただいた買取業者に実車を見ていただき、ディーラーにも査定してもらったところ、

やはりディーラーより買取業者の方が30万円も高かったのです!!これで下取りが損だということが証明されました。

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