トヨタ新型エスティマ/ハイブリッドの評価&口コミを徹底調査【2020年1月】

トヨタ新型エスティマ/ハイブリッドの評価・評判

トヨタ・エスティマが2016年9月、フルモデルチェンジを受けました。実に10年ぶりのことです。

トヨタのミニバンファンは、このまま生産中止になってしまうのではないかと噂していたほどです。

というのも、エスティマはトヨタのミニバンの中では異端児だからです。

トヨタのエスティマ以外のミニバンラインナップは、一番下のシエンタ、中間のヴォクシー/ノア/エスクァイア、そして最上級のアルファード/ヴェルファイアとなっています。

6台もあれば、日本人のあらゆるミニバン需要に応えられます。ここにエスティマの入る隙間はありません。多くの人がそう考えていました。

それでもトヨタがフルモデルチェンジに踏み切ったのは、エスティマをとても大切にしているからです。

トヨタはエスティマに、通常のミニバンにはない特別なコンセプトを与えています。それは、

・流線型のデザイン→大きければいいという発想ではない
・トヨタ車で2番目にハイブリッドを搭載したクルマ→未来志向
・分かる人にだけ分かってもらえればよい→ファンを大切にする気持ち

流線型のミニバンは、かつてホンダにもありました。オデッセイです。しかし現行オデッセイは、流線型を捨ててしまいました。

流線型にすると格好が良くなるのですが、ミニバンの最大の利点である室内空間が犠牲になってしまいます。トヨタは流線型を捨てきれなかったのです。

トヨタのハイブリッド車といえばプリウスが一番有名ですが、実は2番目にハイブリッド機能を搭載したのはエスティマだったのです。

トヨタにとって、ハイブリッドは未来の象徴です。それがどの車種でもなく、エスティマに与えられたのです。

こうしたこだわりを持つエスティマには、固定ファンがいます。だからこそ、10年以上もフルモデルチェンジをせずに売り続けることができたのです。

今回の新型エスティマは、ファンの期待を裏切らない出来栄えといえるでしょう。

納期は地域によってかなりばらつきがあります。都心部で、なおかつオプションにこだわらなければ2カ月ほどで納車されます。

ただ地方では、ディーラーから半年待ちといわれたという情報もあります。かつてはカスタムモデルだったアエラスが、新型エスティマでは標準仕様になっています。

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トヨタ新型エスティマ/ハイブリッドの辛口評価

エスティマの最大の弱点は、このクルマに特別なこだわりがない人にはとても高く感じる値段設定です。普通の人が通常のミニバンを買う感覚で購入すると後悔するでしょう。

エスティマの公式ホームページを見ていただくと、それが分かります。美女が高給ホテルの前にエスティマを停めてポーズをとっている写真が掲載されています。

この美女は、ママという設定なのですが、そこで描かれているのは日常生活の中のママではなく、家事から解放されたときのママなのです。

ママでもスタイリッシュに生きましょう、そのシーンにエスティマがぴったりですよ――というメッセージなのです。

エスティマ

エスティマのターゲット層は一般的なファミリー層ではないのです。というのも、エスティマの3列目のシートは、完全に床下に収まります。

その状態で2列目シートがグーンと後ろにスライドできます。4人乗りの状態で最大限の快適性を追求した作りになっているのです。

家族総出でバーベキューに行きたい、祖父母や孫たちとドライブに行きたいという人がエスティマを買ってしまうと、値段の割に不便なクルマ、という印象を持つでしょう。

エスティマの価格の高さは、トヨタ車のほかのミニバンと比べると歴然です。

・エスティマ:330万~492万円
・ヴォクシー/ノア/エスクァイア:225万~329万円
・アルファード/ヴェルファイア:320万~703万円

ヴォクシー/ノア/エスクァイアよりはるかに不便なのにそれより高く、豪華さでアルファード/ヴェルファイアに負けているのに値段は同レベルです。

賢い選択をしたい人は、エスティマを買わないでしょう。出費を抑えたいならヴォクシー/ノア/エスクァイア、高級感がほしいならアルファード/ヴェルファイアがおすすめです。

トヨタ新型エスティマ/ハイブリッドの燃費性能

エスティマにはハイブリッド車とガソリン車が用意されていますが、おすすめはガソリン車です。ハイブリッド車はコスパが悪すぎます。

ハイブリッド車の燃費は18.0km/L、ガソリン車は11.4km/Lです。エスティマのような巨体で18.0km/Lを叩き出すトヨタのハイブリッド技術にはただただ感服するよりありませんが、それより驚くべきことはガソリン車の燃費の良さです。

ハイブリッド車とガソリン車の差はわずか6.6km/L。一般の人には誤差の範囲でしょう。

つまり、一般の人が公道において、ハイブリッド車で荒い運転をした場合と、ガソリン車で燃費を気遣った運転をした場合を比較したら、燃費はほぼ同じになるでしょう。

しかし車体価格は驚くほど違います。同じアエラスプレミアムGというグレードで比較すると、

ハイブリッド車のアエラスプレミアムG  4,928,727円

ガソリン車のアエラスプレミアムG  3,700,473円

120万円も開きがあります。軽自動車1台分も違うのです。ガソリン代で元を取るには、年間1万km走っても30年以上かかる計算です。

これは、それぐらいエスティマのガソリン車の燃費性能がすごいことを意味しています。

エスティマの価格と装備から見るおすすめグレードは?

エスティマのおすすめグレードは2つあります。

次の質問に2つとも「YES」と回答できる人は、最上級モデルのハイブリッド・アエラス プレミアムG(4,928,727円)をおすすめします。

・エスティマのフルモデルチェンジを心待ちにしていた

・アルファード/ヴェルファイアに魅力を感じない

トヨタのアルファード/ヴェルファイアは、エスティマより上のモデルです。490万円あれば、これを買うことができます。

しかし、エスティマの歴史や、エスティマの流線型のデザインが好きな人は、アルファード/ヴェルファイアの大きな車体は無粋に感じるでしょう。

また、そういう人は、グレードが低いエスティマに乗ってしまうと後悔します。思い切って最上級グレードを買いましょう。

そして、次の質問に1つでも「YES」と答えた人には、最低グレードのガソリン・アエラス(3,312,655円)をおすすめします。

・なんとなく四角いミニバンじゃない方がいい

・洗車は半年に1回しかしない

・トヨタ車ならなんでもいい

こういう人がガソリン・アエラスに乗ったら「このデザインとこの装備で330万円!?」と驚くでしょう。このグレードは国産車でも1、2を争うプレミアムコスパ車といえます。

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トヨタ新型エスティマ/ハイブリッドの辛口評価まとめ

新型エスティマを見て思ったことは、

・誰が乗るんだろう
・中途半端な高級感
・べらぼうな価格設定

確かに格好いいですし、センスも感じますし、広いですし、迫力もあります。でもエスティマは高級車なのでしょうか。でもゴージャス感では、ヴェルファイアに負けています。だからといって、走りではホンダのミニバンといい勝負でしょう。

エスティマは、エスティマファンしか相手にしていないクルマ、そう感じてなりません。でも、エスティマファンって、どういう人なのでしょうか。

初代エスティマが登場したとおき、ユーミンさんの夫でクルママニアとして知られている松任谷正隆さんが、「エスティマ、ほしいかも」と言っていました。こういうセレブには響きクルマなのかもしれません。

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