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日産のセレナライダーはアメ車テイスト
ドル箱スターに磨きをかけたクルマ
販売不振に悩み続ける日産にとって、セレナは貴重な稼ぎ頭です。そこで日産は、総力を挙げてこのクルマを磨いています。
その一例が、日産公認のカスタムメーカー株式会社オーテックジャパンが作ったセレナライダーです。
ミニバンの大きな見せ所であるフロント部分のデザインは迫力満点。フロントグリルがドカーンとそびえています。
バンパーも専用設計で、地上すれすれまで広がり、メッキがぴかぴか輝きます。カスタムカーの名に恥じない出来栄えです。
内装もきちんと整えています。プラスチック部分にはカーボンの模様をあしらい、高性能感を演出。
専用アルミホイールは切れ込みがいくつも入り、アメ車テイストが味わえます。
1クラス上の日産・エルグランドと見間違えるほどです。
セレナライダーとエルグランドを比較
それではセレナライダーとエルグランドを比較してみるとどちらがお買い得でしょうか。
絶対にエルグランドの最も価格が安いバージョンの方がお買得といえるでしょう。
最も価格が高いライダーと、最も安いエルグランドの価格は次の通りです。
・ライダー パフォーマンススペックブラックライン ZZ(2WD) 3,517,560円
・エルグランド 250XG(2WD) 3,213,000円 10.8km/L
その価格差なんと30万円。もちろんライダー パフォーマンススペックブラックライン ZZの方が、装備は豪華です。
でも、スーパーの駐車場にバリバリにカスタムされたセレナと、エルグランドが並んでいるシーンを想像してみてください。
エルグランドは、ミニバンファンが憧れてやまない王者です。猫がいくら武装しても、昼寝をしているライオンにすらかないません。
日産セレナライダーの燃費性能
ライダーは特別バージョンなので、日産は燃費を公表していません。
しかし同クラスのバージョンのセレナから予想した参考値を紹介します。
・ライダー S-HYBRID(2WD 16.0km/L
・そのほかのライダー(2WD) 15.4km/L
・そのほかのライダー(4WD) 13.6km/L
これはカタログデータ値といい、最良の道路コンディションのときの燃費です。
実際に街中で走行すると、この数字の6~7割程度といいます。
しかしそれでもあの大きなセレナが10km/L以上走るなんて、すごいことです。
セレナライダーはカスタムを考えている人には割安
セレナライダーをおすすめできる人がいます。それはカスタムカーが好きなパパです。
本当はミニバンに乗りたくないけど、家族のために仕方なく…というパパは、せめてクルマを自分好みに改造しようとします。しかしカスタムパーツはかなり高価なのです。
ライダーは確かに高いのですが、パパが自分でカスタムパーツを探してそれを取り付けるよりは割安といえます。
オーテックによるカスタムは、格好がいい上に違法改造ではないので、カスタム好きには魅力的です。
ちなみに、マニアにしか分からないかもしれませんが、ライダーにはHKS製のスポーツマフラーが付いています。重低音のボッボッボッという音が楽しめます。
株式会社HKSはバリバリのスポーツカーのマフラーやサスペンションを作っているメーカーです。
HKSの製品が付いているというだけで、パパのミニバンストレスは相当減るのです。ライダーはクルマ好きの口コミでは評判が良いのです。
ブラックラインと他グレードの価格と仕様を比較
ライダーはセレナの格好良いバージョンですが、その上を行くブラックラインもオーテックは用意しています。
しかしライダーなら、Sエディションで十分でしょう。
というのも価格差が大きすぎるからです。価格は次の通りです。
・ライダー Sエディション(2WD) 2,735,640円
・ライダー ブラックライン(2WD) 3,061,800円
・ライダー パフォーマンススペックブラックライン(2WD) 3,382,560円
・ライダー ブラックライン ZZ(2WD) 3,290.760円
・ライダー パフォーマンススペックブラックライン ZZ(2WD) 3,517,560円
4WDの設定もありますが、ここでは割愛しました。いずれも税込価格です。
Sエディションはライダーの最も安いバージョンです。300万円を切っています。
ではブラックラインになると何が変わるのかというと、色が黒くなるだけです。同じぴかぴか部品でも、色に黒を加えて渋みが増しています。
またパフォーマンススペックという文字が入っているバージョンは、足回りとボディが強化されています。
ミニバン独特の揺れを軽減する効果が期待できますが、それでもこの価格差は「うーん」です。
現行セレナライダーは買いか?見送りか?
さて、現行のセレナのライダーは買うべきでしょうか、それとも見送るべきでしょうか?
答えは見送るべきでしょう。理由は次の通りです。
1:フルモデルチェンジが2016年9月に迫っている
2:どうしても現行型がよければライダー以外のバージョンの方がお買い得
ただ、さきほど申し上げた通り、ライダーのデザインにほれ込んでしまった人は買ってもいいかもしれません。
日産セレナライダーの値引き目標額
セレナライダーの値引きは簡単ではありません。
総額15万円引きをゲットできたらOKです。内訳は車体10万円引き、オプション5万円引きです。
カスタムパーツは高いからです。これはオーテックがぼったくっているわけではありません。カスタムパーツは作る数が限られるので、コストダウンができないのです。
また、カスタムパーツを購入する客はこだわりが強いので、どうしてもメーカーは手間を惜しまず作り込んでしまいます。それも価格を上げてしまいます。
ただライダーではないセレナは、モデル末期ということもあり大幅な値引きが期待できます。
総額35万円引きも難しくないでしょう。内訳は、車体25万円引き、オプション10万円引きといった感じです。
ディーラーとの付き合いがあれば、総額40万円台に乗せることも夢ではありません。
セレナライダーの中古車情報
ライダーの中古車はあまり市場に出回っていません。特殊なクルマといえるでしょう。
ただ、値段の落ち方はかなり激しいです。ライダーを買うなら、中古も検討してください。
2013年型で1.6万km走行のライダーS-HYBRID(2WD)が222万円で販売されていました。これは新車より70万円も安いです。
ただ普通に考えると、ミニバンの中古が3年落ちで200万円超は高いです。つまりこういうことです。
・ライダーは希少なクルマなので欲しい人は少ない
・それで中古の値落ちは激しい
・でも元が高いクルマなので痛い出費になる
2016年9月にフルモデルチェンジ!新型セレナは買いか?見送りか?
2016年9月にフルモデルチェンジするセレナは、はっきりいって買いです。
もし日産ディーラーから、現行セレナの大幅値引きを提示されても、新型を試乗できる日を待った方がいいでしょう。
矢沢永吉さんが「やっちゃえ日産」と言っているように、日産はやっちゃいました。
なんといってもその格好良さです。フロントのデザインは、単に迫力を追求しただけでなく、高級感と洗練さを併せ持っています。
釣り上がったヘッドライトは最近のトレンドを追いかけているのですが、とんがりすぎていないのです。
そしてなんと国産車で初めて自動運転装置を取り入れました。高速道路でしか使えないのですが、それでも運転の疲れはかなり軽減されるはずです。
しかも日産は「自動運転機能を備えたバージョンも価格を抑える」と宣言しています。
現行セレナも相当優秀なミニバンですが、それを上回る魅力が詰まっていると思われます。
ディーラーに騙されるな!15万得するために下取りではなく買取にしよう
新車購入を検討している人たちの口コミを調べていたら、すごいことを発見してしまいました!!
買取業者の相場はディーラーの下取り額より、平均で10万円程高かったのです。
噂が本当なのか真相を探るために、私も車の無料一括サイト(かんたん車査定ガイド)で自分の車をチェックしてみました。 そうすると・・・このような価格が出てきました↓↓
でも、これではまだ実際の価格がわからないので、買取業者に実車を見ていただき、ディーラーにも査定してもらったところ、 なんと買取業者の方が15万円も高かったのです!!
これで下取りが損だということが実証されました。 下取査定で0円だった日産ノートが、10万円で売れたケースもあるのであなどれません。
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