査定士はココを見る!車の買取査定で高く売るためのチェックポイント

 車の買取り査定って、緊張しますよね。なんだか発表会でわが子がステージに立っているかのような気分になります。

「いい査定額をもらえよ!」と期待に胸が膨らむわけですが、ここで気になるのが

“査定士って一体どこを見て査定額を決めてるの? ”ということ。

今回は、筆者の友人に現役の査定士がいるのをいいことに、普段は話せない内緒の「査定時のポイント」を聞き出すことに成功!

これから車の買取り査定を受けようと考えているみなさんに、査定の秘密を伝授しちゃいます。

車の査定は『査定士』の資格が必要?

 

筆者
佐藤(査定士をしている友人)ってさ、査定士の資格を持ってるんだよね?
査定士の佐藤さん
ウチの会社はホームページでも「プロの査定士が徹底的に確認」なんてアピールしてるからね。査定士の資格は必須なんだよ。
筆者
ん?「ウチの会社は」ってことは、よその会社は査定士の資格を持ってないのに査定していることもあるの?
査定士の佐藤さん
中古車の査定って、査定士の資格がなくてもできるよ。ぶっちゃけ、誰でもしていいし、実際に無資格で査定してる業者なんてゴロゴロある(笑)。

みなさんは『車査定』と言えば、経験豊かな有資格者がしっかりと査定してくれるっていうイメージを持っていたでしょう。

実は、この『査定士』という資格は、一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)が認定している『中古自動車査定士』という資格で、国家資格や自治体認定の資格ではありません。

だから、車の査定をするために法的に必須、という資格ではないのです。

JAAI認定の査定士の資格を得るには、

  1. 自動車運転免許を保有していること
  2. 自動車の販売または整備の経験が6ヶ月以上あること
  3. JAAIが開催する講習を受講済みであること

の3点を満たして、学科・実技の両試験に合格する必要があります。

晴れて試験に合格すれば『査定士』を名乗ることができますが、実際のところ、下取り・買取りをおこなっている中古車販売業者などでは査定士の資格を持たずに査定をしているケースは少なくありません。

無資格だときちんとした査定ができないと断言するわけではありませんが、JAAIは公正な査定を統一規格で実施することで車査定の品質を保持しており、無資格者の査定は公正な査定がおこなわれていることが保証されません。

車査定を受ける際には、できる限り認定査定士が在籍している業者にお任せしましょう。

査定士はココを見る!車査定のポイント

 

筆者
で、S氏。実際のとこ、車査定の時って何を見て査定額が決まってるわけ?
査定士の佐藤さん
車を査定するっていってもさ、店頭だったり客先だったりで査定するから、例えば工場でパーツを分解して細かく検査するみたいな詳しいことはできないよね。意外とカンタンだったりするよ(笑)。まあ、
査定額をアップさせたかったらいくつかのコツもあるんだけどね。
筆者
そこだよ!それ、教えてくれない?
査定のポイント
  1. 買取相場
  2. 走行距離
  3. ボディカラー
  4. 外装
  5. 内装
  6. エンジン
  7. オプション品
  8. 車検
  9. 事故歴・故障歴は申告する
  10. 整備手帳・保証書・取扱説明書を用意する

ポイント①ベースは『買取り相場』

まず査定の前に、車買取り業者は車種・年式・グレード・走行距離などから、その車の『買取り相場』の情報を収集します。

  • この車は現在いくらで買い取られているのか?
  • 中古車市場ではいくらで販売されているのか?

の情報を収集し、ベースとなる買取り価格を決めます。

このベースとなった買取り価格を基準に、詳しい査定でプラス・マイナスが評価されて査定額が変動するわけです。

ポイント②『走行距離』は目安より多いか?少ないか?が重要

筆者
走行距離が多くなると査定額ってガクッと下がるんでしょ?
査定士の佐藤さん
うーん…走行距離って、少ないに越したことはないし、実際に走行距離が少ないと査定額も高めになるけど、重要なのは「年間の走行距離の目安」なんだよね。

中古車の重要なスペックとして挙げられる『走行距離』。

みなさんは当然の知識として「走行距離が多いと価値が下がる・少ないと価値が高い」と思っているかも知れませんが、この考え方は正解ではありません。

車査定では、走行距離の単純な数値だけではなく、年間の走行距離の目安を重視します。

年間の走行距離の目安とは、
 普通自動車で年間1万㎞
 軽自動車で年間8,000㎞
だと言われています。

つまりは「普通に車に乗っていれば、1年間でこれくらいは走らせるだろう」という目安で、これを上回るか?下回るか?が査定に響いてきます。

カンタンな例として

  • 8年で6万㎞
  • 3年で4万㎞

の普通車2台を比べてみましょう。

8年で6万㎞の車は、1年あたり7,500㎞。

3年で4万㎞の車は、1年あたり約1万3,333㎞。

普通車の走行距離の目安は年間1万㎞なので、8年で6万㎞の車は「年式ほどは走っていない」、3年で4万㎞の車は「年式の割には走り過ぎている」と評価されることになります。

8年で6万㎞の車は年間の走行距離の目安と比較すると「走行が少なめ」と評価されてプラス査定に。

反対に、3年で4万㎞の車は過走行ぎみと評価されて、マイナス査定を受けることになります。

単純に「古いから」とか「走行距離が多いから」だけではなく、重要なのは「年式の割に走っているのか?走っていないのか?」なんですね。

ポイント③『ボディカラー』は人気色が断然有利!

筆者
同じ条件の車でも、ボディカラーで査定額に差が出るの?
査定士の佐藤さん
人気色なら査定額アップだね。特に人気車にはメーカーがアピールしているフラッグシップカラーがあって、査定額に差が出るよ。

ボディカラーは一般的に「ホワイト(白)が人気」と言われています。

汚れが目立たない、清楚、無難などのイメージでホワイトの人気が高いと言われていますが、実際のところはどうなっているのでしょうか?

中古車市場での取引量などをもとに、中古車の人気ボディカラーをランキングしてみました。

順位

ボディカラー

1位

ホワイト

2位

ブラック

3位

シルバー

4位

グレー

5位

ブルー

6位

その他

7位

レッド

8位

ブラウン・ベージュ

9位

グリーン

10位

ゴールド・イエロー

予想通りのホワイトが1位、次いでキリッとしたイメージのブラック、メタル感の強いシルバーがランクインしていますね。

査定時はやはり市場で人気のボディカラーにプラス査定が付けられています。

車種によっては別のボディカラーもプラス査定に!

車種によっては、その車のイメージにあったボディカラーが存在します。

テレビCMや広告に使われている特徴的な『フラッグシップカラー』の車は中古車市場でも人気が高く、中古車市場でも盛んに取引きされています。

スバルのインプレッサは星空をイメージしたWRブルーが「これしかない!」と言われるほどの定番。

マツダのRX−8やアテンザなどは、スポーティーなレッドがイメージカラーとして定着しており人気です。

車種やメーカーのイメージ戦略にマッチしたフラッグシップカラーの車なら、査定アップの期待度大ですね。

ポイント④『外装』も重要なポイント

筆者
ウチの車ってさ、小キズがたくさんあるんだけど、やっぱ査定には響くの?
査定士の佐藤さん
もちろん、キズ・凹みなんかは隅々までチェックするよ。でも、よほど目立つ損傷じゃなければ大きなマイナスにならないから、あまり神経質にならなくてもいいんだよ。

自動車の外装は「見た目のイメージ」に直結する重要な査定ポイント。

スリキズ・凹み・えくぼ・ヒビ割れ・サビ・腐食などは次のオーナーから見ても残念なポイントとなるので、中古車市場での価値が下がることを考慮してマイナス査定を受けてしまいます。

特にぶつけたりしていなくても、ドアノブやキーシリンダー周辺の爪や鍵による小キズまでチェックを受けるので、コンパウンドで消せる程度の小キズならしっかりと落としておきましょう。

「査定前に修復」はNG!

ちょっと目立つキズがあると、できれば査定前に隠しておきたくなるもの。

でも、査定の前にホームセンターで買ってきたタッチアップペンで補修したり、わざわざ修理工場で修繕してもらうのはNGです。

プロの査定士は、塗料の塗り替えなどカンタンに見抜いてしまいます。

塗り替えた塗料の色がマッチしていなかったり、塗り方が下手だと、かえってマイナス査定を受けることになるので、自分で補修するのは絶対にNG。

また、わざわざ修理工場で修繕してもらうと、それだけでも数万円の修理代がかかります。

車にキズがあっても、実はそこまで大きなマイナス査定にはなりません。

ほぼ確実にマイナス査定分よりも修理代のほうが高くつくので、ムダ遣いになることは必至。

洗車やコンパウンド程度で落とせる小キズなどは別として、それ以上のキズや凹みはありのままの姿で査定を受けるほうが利口です。

「ぶつけたことがあるから事故車」は間違い?

みなさんも、駐車中にうっかりバックし過ぎて塀にぶつけたり、ちょっとした段差にバンパーの角をぶつけたりという経験があるでしょう。

また、不運にも道路上でほかの車と衝突する交通事故に遭うことも、決して珍しいことではありません。

こうなると、誰もが「自分の車は事故車になった」と思ってしまいますが、ぶつけたからといって100%が事故車になるわけではありません。

いわゆる『事故車』とは、日本自動車査定協会と自動車公正取引協議会が定めた基準で「骨格などに欠陥が生じたもの、またはその修復歴があるもの」と定義されています。

「骨格など」とは自動車のフレームのことを指し、自動車の重要部分を修復した場合は、備え付けの点検記録簿に修復歴が記載されます。

一方で、バンパーやドアなどを損傷して板金処理や塗装を塗り替えた、などでは修復歴とみなされないため、いわゆる『事故車』にはなりません。

この程度なら、外装のマイナス査定ポイントにはなりますが『事故車』という扱いにはなりません。

あまり神経質にならずに、堂々と査定を受けましょう。

ポイント⑤『内装』は快適性を決めるポイント

どんな車でも、運転手や同乗者が過ごす場所は室内です。

室内環境の快適性を決めるのは『内装』ですから、内装は重要なチェックポイント。

まず査定士が厳しくチェックするのは『ニオイ』です。

タバコ・エアコン内のカビ・ペットなどのニオイは大きなマイナス。

自分が乗っている時はお気に入りの芳香剤も、あまりにもニオイがキツければ査定においてはマイナスポイントです。

ほかにも『劣化・汚れ』は厳しくチェック!

  • シート…破け・シミ・日焼け・タバコの焦げ・革シートのヒビ割れ
  • 天井…へたり・たるみ・シミ・日焼け
  • ダッシュボード…汚れ・割れ・開閉部分や収納部分の破損
  • フロアマット…汚れ・破れ
  • トランクルーム…汚れ・破れ

破けや日焼けは仕方がありませんが、室内の汚れは掃除で除去できる範囲はしっかりと除去しましょう。

ゴミ・小石・砂などは掃除機で吸い取り、かたく絞った濡れ雑巾でピカピカに磨き上げておけば、査定士からの印象はアップします。

気になるニオイ…どうやって除去する?

室内の査定ポイントはニオイが重要。では、室内に染み付いたニオイはどうやって除去すれば良いのでしょうか?

ニオイが軽度であれば、消臭スプレーなどをまんべんなく噴霧してもOK。

ただし、窓ガラスなどに付着すると汚れて見えることがあるので、できるだけ丁寧に噴霧しましょう。

ちょっとニオイがキツければ、業務用のスチーム消臭剤を使うのもアリ。

スチーム消臭剤は、くん煙式のゴキブリ駆除剤と同じようなイメージで、シートなどに染み込んだしつこいニオイも除去してくれます。

ポイント⑥『エンジン』などの駆動部分は自動車の心臓

当たり前のことですが、エンジンは自動車が動くための心臓部分ですから、査定時にもしっかりチェックを受けます。

ただし、エンジンをはじめとしたエンジンルーム内の機械類は、素人には何が何なのかも分からないくらい難しい機械が詰め込まれています。

修理・修繕などができるものではないので、気になるようならエンジンルーム内の掃除をする程度にしておきましょう。

そもそもがオイルにまみれて汚れた箇所なので、ピカピカに磨いたりする必要はありません。

目立ったゴミや小石の混入、オイルの漏れ跡などをサッと掃除するだけでOKです。

筆者
例えば、エンジンをかけたばかりのタイミングは調子が良くても、しばらく走ると調子が悪くなるクセがある場合ってどうなの?
査定士の佐藤さん
短い査定の時間では試走なんかはできないから、見抜くことは難しいね。でも、そんな状態のエンジンなら始動した時に音や振動など何らかの異常があるはず。そこを見抜くことができないのは「査定士としての技量が低い」ってことだよ。
筆者
じゃあ、わざわざ査定士に「実は…」って正直に不調を説明しなくてもいいの?
査定士の佐藤さん
そうだね…と言いたいところだけど、現実には車両引渡し後になって「ここが不調だった」と減額処理を受けるケースが大半。だから査定士には正直に説明しておくのがベターだよ。

ポイント⑦『オプション品』も査定アップのポイント

自動車のオプション品には種類があります。

  • メーカーオプション
  • ディーラーオプション
  • 社外品

まずメーカーオプションとは、自動車を工場で組み立てる時に装備するオプションのこと。

サンルーフ・本革シート・自動スライドドア・純正カーナビゲーション・純正アルミホイールなどは工場出荷時までに装備されるメーカーオプションで、査定時には査定額アップが見込めます。

ディーラーオプションとは、工場出荷後にディーラーで装備するオプションのこと。

フロアマット・バイザーなどの細かな装備品から、エアロパーツなどの大型装備までもがディーラーオプションとしてディーラーで装備されます。

ディーラーオプションもメーカーのカタログに登載されている純正品ですから、査定額アップが期待できますね。

社外品は、はっきり言って査定額アップは見込めません。

プラス査定になるオプションパーツ一覧

カーナビ、オーディオ、ETC、後席モニター、本革シート、電動シート、シートヒーター、サンルーフ、電動スライドドア、エアバッグ、パドルシフト、クリアランスソナー、キーレスエントリー、自動運転ブレーキなどの最先端安全装置、エアロパーツ、アルミホイール、スタッドレスタイヤ、ABS、パワーステアリング、パワーウインドなど

社外品を装備した時は純正品も用意しておくのがベスト

社外品を装備した場合、もともと装備されていた純正品を取り外して社外品を装備することになります。

社外品では査定額アップは見込めませんが、純正品を保管して査定時に提示することができれば「純正品あり」として査定額アップが期待できます。

年式が古く、メーカーや工場でも純正品の在庫がない場合には、純正品があるだけでも高評価になるので、純正品を保管している場合は、査定に合わせて純正品を用意しておきましょう。

車を整備・改造する趣味がある方ならお気に入りの社外品オプションを装備しているかも知れませんが、良かれと思っているのは自分だけ。

車両にマッチしていない社外品を装備していれば、マイナス査定を受けてしまうおそれもあります。

オプションパーツの査定評価

日本自動車査定協会(JAAI)による中古車価格ガイドブック(イエローブック)を基に査定額を決めています。

その査定表にあるオプションパーツの査定評価を見てみましょう。

※1点につき約1,000円のプラス査定額と考えてください

タイヤの評価(乗用車系)

タイヤの残りの溝の深さにより、1本につき次の加点をする。

  スペア欠品()内はアルミ 1.6mm未満 1.6mm以上 5mm以上 ホイール交換()内はアルミ
19インチ以上 ―(82) 35 0 +8 ―(47)
18インチ ―(68) 30 0 +7 ―(38)
17インチ ―(57) 25 0 +6 ―(32)
16インチ ―(46) 17 0 +5 ―(29)
15インチ 22(36) 13 0 +4 9(23)
14インチ 18(31) 10 0 +3 8(21)
13インチ以下 16(29) 9 0 +2 7(20)

パワーステアリング・パワーウインド

  1年 2・3年 4・5年 6年~
パワーステアリング 50 40 30 20
パワーウインド 30 20 10 10

ABS

  1年 2・3年 4・5年 6年~
Ⅰ~Ⅳ

30

20 10 10
20 15 10 10

中古車を売るときにプラス査定になる12つのオプションパーツ装備品

2016.11.07

ポイント⑧『車検』が残っていれば査定額アップ?

車検って驚くほどにお金がかかると思いませんか?

普通車なら安値でも6〜7万円、大型の乗用車なら10万円近い金額になります。

そんなにお金がかかるからこそ「車検が残っていれば査定額がアップするのでは?」と思いますよね。

筆者
車検がたっぷり残ってる車って、査定額がグッとアップするんでしょ?
査定士の佐藤さん
その答えは「ハズレ」だね。例えば車検切れの車と、車検が1年以上も残っている車を比べれば差が出るけど、せいぜい2〜3万円の差だよ。車検ってすごく高いイメージがあるけど、ほとんどが税金と手間賃だけで実費はわずか。だから、車検が残っていることにそんなに大きな価値はないんだよ。
筆者
じゃあ、車検切れ間近で査定してもらうケースは、わざわざ車検を通してから査定してもらってもムダになるのかな?
査定士の佐藤さん
そのとおり!車検代がムダになるから、査定を受けるために車検を通す必要なんか一切ないよ。

普通車の車検残加点表

では実際のところどうなのか普通車の車検残月加点表を見てみましょう。

車検代が約6万円と仮定した場合、特クラスは車検残24ヵ月の70,000円(70点)、Ⅰクラスは24ヵ月の66,000円(66点)、Ⅱ・Ⅲクラスは30ヵ月で63,000円(63点)で元が取れてプラスになります。

ただⅣクラスだけは36ヵ月で56,000円(56点)なので3年残ってても元が取れない計算になります。

クラス/残月数 3 6 9 12 18 24 30 36
0 7 13 20 41 70 88 106
0 7 13 19 38 66 78 90
Ⅱ・Ⅲ 0 5 8 16 34 51 63 75
0 5 8 15 27 44 50 56

※1点につき約1,000円のプラス査定額と考えてください

特クラスでも24ヵ月残ってないとプラスはならないのです。そうするとほとんどの車は車検を通せば損をしてしまいますので、もし車検切れの車を売りたい場合は車検を通さずにそのまま査定に出しましょう。

車検切れで公道を走れなくても出張査定で買取業者に自宅まで来てもらうようにしましょう。

ポイント⑨事故歴・故障歴は申告する

査定を受けるときに必ず聞かれるのが事故歴・故障歴ですが嘘をつかず必ず申告してください。

申告すると査定額が7割下がるので申告せずやり過ごそうとする人がいますが、相手はプロなので簡単に見破られてしまいます。

もしそこでやり過ごすことができても、買取した後でもう一度査定するので結局そこでばれてしまいます。

契約したのだからばれてもお金を返さなくてもいいのではと甘い考えは禁物です。買取の契約書には以下のような文面があります。

本自動車に隠れた瑕疵があった場合には、乙(業者)は甲(私)に対し、瑕疵の修補又は売買代金の減額を請求できるものとする。但し、瑕疵の存在によって、本契約の目的を達することが困難であると推認されるときは、乙は本契約を解除できるとともに、支払済売買代金の返還要求も同時に行うものとし、この場合、甲は乙に対し一切異議を申し立てることなく、これを応諾し、受領済売買代金を変換する義務を負うものとする。本条による瑕疵担保責任は、契約成立のときから6か月間が経過した時又は乙が瑕疵の存在を知った時より3か月経過したときに消滅する。

これを簡単に訳すると、事故歴・故障歴を隠してた場合に契約から6ヵ月以内またはばれてから3ヶ月以内だと買取額の返還を求めるということです。

ポイント⑩定期点検整備記録簿・保証書・取扱説明書を用意する

この3つはは備え付けてないと減点になるので査定のとき必ず用意してください。

備え付けられてない場合の減点はこちらの点数となります。ここで注意なのは原本ではないと減点になることです。さらに破損・汚損してるものも減点対象になっています。

整備手帳・保証書・取扱説明書がすべて揃っている場合は3点セットで10点の加点となります。

【整備手帳・保証書・取扱説明書の評価】

国産車 輸入車 整備手帳・保証書 取扱説明書
当年~5年 6年~ 全年
特・Ⅰ・Ⅱ 特~Ⅳ 40 30 5
Ⅲ・Ⅳ・軽 Ⅴ・Ⅵ 20 10

※1点につき約1,000円のプラス査定額と考えてください

定期点検整備記録簿(整備手帳)

定期点検整備記録簿は車検や法定12ヶ月点検の際に、整備士がオイル交換や消耗品の交換を記録するものです。記録がついてることにより定期的にメンテナンスを受けてきたことや、部品の交換時期がわかるようになります。

この記録簿があることにより車を大切に扱ってきたかをアピールすることができるのです。

メーカーの保証書

メーカーの保証書も定期点検整備記録簿と同様、備え付けてないと減点になるので必ず用意してください。

メーカーの保証書を持っていると決められた期間内なら無料で修理を受けられます。国産自動車メーカーでは購入から5年もしくは走行距離が10万㎞までは保証が付きます。

保証書を失くしてしまった場合、車のクラスにもよりますが5年未満だと20~40点の減点、6年からでも10~30点の減点となります。

取扱説明書

車の取扱説明書はあることが当たり前のものなので、備え付けてないと減点になるので必ず用意してください。

そのときにカーナビやオーディオなど装備品の取扱説明書も一緒に用意しておきましょう。常にダッシュボードに保管しておくことをオススメします。

取扱説明書を失くしてしまった場合、年数やクラス関わらず5点の減点となります。

実は査定額は『会社の方針』が大きく影響する?

冒頭でも紹介しましたが、査定士の資格は「公正な査定」をおこなうためのもの。

つまり、統一化された規格の中では、業者の違いがあっても査定結果はほとんど差がないことになります。

では、なぜ業者ごとに査定額に差が出るのでしょうか?

筆者
なんで業者ごとに査定額に大きな差がつくのさ?そこはぶっちゃけてよ。
査定士の佐藤さん
実は、複数の査定士が同じ車を査定しても、結果はほぼ同じ。業者ごとに差が出るのは「会社の方針」の差だよ。
筆者
どういうこと?
査定士の佐藤さん
例えば「この車はウチは在庫が多いからもう高値で買取りたくない」とか「ウチは商用車を厚く取り扱いたい」とかの方針の差だよね。中古品の市場って、みんなが売りに走れば買取り価格は下がるでしょ?それと同じだよ。あとは高級ブランドの買取り専門店があるのと同じで、高級車ばかりを高値で買い取ったりとかね。
筆者
事故車専門の買取り業者とかも同じこと?
査定士の佐藤さん
事故車専門の買取り業者は海外の販路がしっかり確保できてるからね。

査定士はココを見る!車の買取査定のポイントのまとめ

みなさんが気になっている、査定士が着眼するポイントを紹介しました。

各チェックポイントをしっかりと押さえて、高額査定をゲットしたいですね。

最後にお伝えしたとおり、査定の規格は統一されているので査定額アップを決めるのは「会社の方針」。

できるだけたくさんの車買取り業者に査定をしてもらい「その車なら高値でも欲しい!」と手を挙げてくれる業者と巡り会うのがベストです。

複数の業者に査定をしてもらうには『車の一括査定サイト』を利用するのがカンタン!

ぜひみなさんも車の一括査定サイトを活用して、たくさんの業者の中からあなたのマイカーを「高値でも欲しい!」と言ってくれる業者と出会いましょう。

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