インプレッサスポーツは2016年10月に、新世代プラットフォームの「SUBARU GLOBAL PLATFORM(SGP)」を採用した新型にフルモデルチェンジしています。
水平対向エンジンや先進の4WDシステムなど、歴代インプレッサの伝統を受け継ぎながらも運転性能や安全性能にも磨きをかけ、2003年度のレガシィに続いて、スバルとして13年ぶり2回目となる「2016-2017 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。
熱心なスバリストだけでなく、幅広くユーザーを獲得しそうなインプレッサスポーツの値引き情報をお教えします。
目次
スバル新型インプレッサスポーツ/ハイブリッドの値引き目標額
・本体値引き相場:10万円
・オプション値引き相場:5万円
・目標値引き総額:15万円
インプレッサスポーツは発売直後という事もあり、値引き額は抑えられています。
車両本体からは10万円、オプションからは20~30%の割引が精いっぱいで、総額で10~15万程度が目標値引き額になります。
ネットの書き込みに「30万円引きに成功した!」というコメントを見かけますが、ディーラーに相当強いコネがあったのではないでしょうか。
というのも、あるスバルディーラーの営業担当に取材したところ「一般のお客様にインプレッサスポーツやXVで30万円引きすることは絶対にありません」とのことでした。
重ねて「20万円台引きはあり得ますか?」と質問したところ、「詳細は勘弁して!」とのことでした。
つまりまとめますと、インプレッサスポーツとXVの値引きは、かなり頑張っても総額15万円引きで、20万円台が出たら奇跡――となりますね。
スバル新型インプレッサスポーツ/ハイブリッドの値引き交渉方法
長期戦は覚悟を
スバルの値引き交渉は難航を極めるでしょう。スバルは自分たちをプレミアムブランドだと考えています。
また、スバルファンは次もスバル車を買うことが多いのです。
よってインプレッサスポーツを安く買うには、ディーラーとの長い付き合いが必要になります。
本体値引きではなくオプション値引きを狙う
発売当初は車両本体からの値引きは限度があり厳しいので、オプションからの値引きを狙うのが効果的です。
予算が限られていれば車体のグレードを落としてオプションを増やした方が、値引きが大きいケースもあります。
人気のオプションは、リヤビークルディテクションとハイビームアシストがセット装着されるアドバンスドセイフティパッケージ(54,000円)、デザイン的にフィット感と機能が高いパナソニック製ビルトインナビ(247,320円)、リアビューカメラ(23,760円)、ETC車載器(36,504円)などです。
これらのオプションのマージンはディーラーで調整できることが多く、値引き交渉しやすい材料になります。
隣の県のディーラーと競い合わせる
トヨタやホンダとは異なり、お世辞にもディーラーが多いとは言えないスバル。
スバルの資本が入った直営ディーラーと独立系に分れますが、基本的には都道府県単位で一つの会社がディーラーを経営しています。
そのためトヨタやホンダなどで有効な、異なるディーラーを競わせて値引きを引き出すことができません。
もし住まいが県境近くであれば、越境して隣の県のディーラーと競い合わせて値引きを引き出しましょう。
ライバル車とぶつけること
インプレッサスポーツは独自の魅力があり指名買いも多いのですが、値引きを引き出すにはライバル車と競合させます。
5ドアハッチバック車は国産ではトヨタ・オーリス、マツダ・アクセラスポーツなど限られますので、VWゴルフの下位モデルやプジョー208などの輸入車も検討してみましょう。
インプレッサスポーツのライバルである、ホンダ・フィットとトヨタ・シエンタは、必ず事前に試乗しておいてください。そのとき、見積もりももらってください。
スバルディーラーの訪問初日は、営業担当に、インプレッサスポーツとフィットとシエンタで迷っているということを伝えるだけでOKです。
それと、必ずアンケートには回答してください。連絡先も、必ず携帯電話を記入しておいてください。スバルには待ちの姿勢が重要だからです。
別のディーラーに行くことも視野に
もし訪問初日から2週間が経過しても、営業担当から電話がない場合、値引きは無理かもしれません。
そのときに取るべき行動は、そのディーラーでの購入を諦めることです。別のスバルディーラーに行きましょう。
別のスバルディーラーでは、そこの営業担当に「自宅から最も近いスバル店は対応が悪い。それでここまで来た」と伝えましょう。
値段が高いという印象を伝える
そのようにして頑張ってくれそうなスバル営業担当と出会えたら、「スバルは良いクルマを造るがとにかく高い」ということを伝えましょう。
営業担当はきっと「皆様からそのように言われています」と照れ笑いをするでしょう。
そして「インプレッサスポーツはフィットよりも中が広いが、フィットで我慢できなくもない」「シエンタはインプレッサスポーツよりも広いけど安い」ということをチクチクと言い続けましょう。
スバルディーラーの訪問は3ヵ月に2回ぐらいがいいでしょう。1ヵ月に1度は多すぎます。
営業担当に「この客は値引きをしなくても買う」と見透かされてしまいます。
下取りがある場合とない場合の2パターンの見積もりをもらう
下取り車がある場合は、必ず下取りが有る場合と無い場合の2パターンで見積もりをもらいましょう。スバルディーラーの下取りは査定が厳しく、買取店と比較して価格が安くなる傾向があります。
総支払で得をするためには、新車値引きと下取り査定は分けて交渉し新車値引きで限界まで引き出したら、下取り価格と買取店の査定を比較して条件のいい方を選ぶのが鉄則です。
スバル新型インプレッサのライバル車はアクセラスポーツ
アクセラスポーツ
同じ5ドアハッチバックのボディを持つマツダ・アクセラスポーツは、ライバル車の最右翼になります。
2016年9月に大幅なマイナーチェンジを行い、低燃費なクリーンディーゼルエンジンや内外装の品質の高さ、欧州車並みの走行性能などインプレッサスポーツと同じく評価が高い車です。
2.0Lエンジン並みのトルクを持つ1.5Lディーゼルターボを搭載したアクセラスポーツ1.5XD PROACTIV (FF・ \2,430,000)とインプレッサスポーツ2.0i-S (FF ・\2,376,000)と比較してみると、安全装備などは同等ですが運転席パワーシート、18インチアルミなどの装備面でインプレッサスポーツが上回ります。
一方、燃費面ではアクセラスポーツが21.6km/Lと大幅に上回る数値です。アクセラスポーツも値引きは厳しいですが220万程度の見積りがでれば、インプレッサスポーツの値引き交渉に効果的に使えます。
フィットとシエンタ
フィットはインプレッサスポーツより格下のクルマですが、使い勝手の比較はひけをとりません。しかもフィットはかなり安いです。フィットが狭いと感じたら、シエンタをおすすめします。
シエンタの魅力はインプレッサよりはるかに利便性が高く、はるかに価格が安く、はるかに質感が高いことです。
シエンタの質感の高さは、特に内装に現れます。トヨタの内装の作り込みはため息が出るほどです。
一方のスバルは、内装は不得意です。インプレッサスポーツとシエンタの両方を試乗すると格が違うように感じるでしょう。
しかしシエンタとインプレッサスポーツの価格は拮抗しています。
繰り返しになりますが、スバル車に特別の思い入れがない人には、インプレッサスポーツは割高です。
スバル新型インプレッサスポーツのグレード・オプション装備
インプレッサスポーツは、セダンのインプレッサG4と同価格の3グレード構成になります。アイサイト、7つの乗員保護エアバックや歩行者保護エアバックなどの安全装備は全車標準ですが、ナビ、オーディオはすべてオプションになります。
排気量 | グレード | 価格(万円) | 主要装備 |
1.6L | 1.6i-L(FF) | 192.2 | 16インチアルミホイール、UVカットガラス、パドルシフト、フルオートエアコン、フロントフォグ |
1.6i-L(AWD) | 213.8 | ||
2.0L | 2.0i-L(FF) | 216.0 | (1.6i-Lにプラス)17インチアルミホイール、キーレスエントリー、本革ステアリング、内装ソフトパッドトリム |
2.0i-L(AWD) | 237.6 | ||
2.0i-S(FF) | 237.6 | (2.0i-Lにプラス)18インチアルミホイール、LEDヘッドランプ、サイドシルスポイラー、8ウェイパワーシート、スポーツペダル | |
2.0i-S(AWD) | 259.2 |
2.0Lモデルは2016年10月から販売されていますが、1.6Lモデルは2016年14月からの販売になります。また1.6Lモデルの価格が先代よりも30万上がったことで、2.0Lモデルとの価格差が少なくなりました。
1.6Lモデルではキーレスエントリーや本革ステアリング、内装のメッキ加飾などが無くなるため買い得感は薄く、2.0リッターモデルが販売の中心になるのは確実です。
スバル新型インプレッサスポーツ/ハイブリッドの納期情報
新型インプレッサはセダンのG4も含め2016年9月からの先行予約で約6000台、10月の発売後で5000台を受注し月販目標の2500台の4倍以上のバックオーダーがあります。11,000台の内インプレッサスポーツは約80%で、駆動方式はAWDが60%になります。
そのため、納期は2.0リッターモデルで約2か月、14月からデリバリーが開始された1.6リッターモデルは3か月以上の納期がかかっています。
人気のため納車が延びていることを理由に早めの契約を迫る営業マンもいますが、じっくりと値引き交渉することが大切です。
スバル新型インプレッサスポーツ/ハイブリッドの中古車情報
新車価格同様、スバル車は中古になって値段が下がりません。
そのことはインプレッサスポーツについても当てはまり、1年落ちの1万km走行車ぐらいでは、20万円安ぐらいです。これでは中古車としてのうまみを感じられないでしょう。
また1万km走行ぐらいでは、同じグレードの新車より高い場合すらあります。
どういうことかというと、新車購入時にオプションとして付けたナビやオーディオの価格が査定されているからです。
インプレッサスポーツの格好良いバージョンであるXVはもっと値段が下がりません。1万km走行車で10万円安程度です。4年落ち5万km走行車でようやく40万円安です。5万kmも走っていると、車内の汚れやにおいが気になってきます。
中古でも値段が下がらないこと、これがスバルのブランド力ですね。
中古車市場では4WDとアイサイトが人気
現状では先代インプレッサが中心の中古車市場ですが、比較的高めの価格相場で特に4WDとアイサイト装着車に人気があります。
1.6リッターと2.0リッターでは2.0リッターモデル、ボディカラーはホワイトとブラックに人気があります。
中古車で最も人気のあるインプレッサは3代目まで設定されていたWRXやWRX-STIバージョンです。WRXは先代の4代目インプレッサから別の車種になりましたが、インプレッサスポーツでもSTIのエアロパーツやアルミホイール、走行系パーツを装着したモデルは相場が高めです。
現行モデルでもスバル純正保証対象になる、STIスポーツパーツがラインナップされています。
フロントアンダースポイラー(\47,520)サイドアンダースポイラー(\68,040)リアサイドアンダースポイラー(\44,280)トランクリッドスポイラー(\45,360)フレキシブルタワーバー(\35,640)シフトノブ(\24,840)などで、スポーツイメージが高まる上リセールバリューも期待できるのでおすすめできます。
スバル新型インプレッサの値引き相場&値引き交渉方法まとめ
インプレッサスポーツのように発売したばかりで人気が高い車は、ディーラーも強気で販売を行うので値引き交渉も大変です。
待てるのであれば、新車効果が落ちつく半年~1年後を狙うか、リセールバリューの高い特別仕様車を待つのも一つの手です。
乗り換えや買い替えで、インプレッサスポーツを早くお得に手に入れたい場合は今の車を買取店へ査定に出してみましょう。
高く買い取ってもらえれば、新車からの値引きよりもお得になる可能性もあります。
⇒ スバル新型インプレッサスポーツ/ハイブリッドの評価&口コミを徹底調査はこちら
車を売る前に査定額の相場を知っておこう
ディーラーの査定で実際にこんなことがありました・・・
[voice icon="http://carinfosp.com/wp-content/uploads/2018/06/41031ac548d94d9885f7c1777da6d4bd.png" name="査定士" type="r"]佐藤様、査定が完了しました!
本体の査定額は32万円になります。
今キャンペーン中なので特別に35万円になります。
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[voice icon="http://carinfosp.com/wp-content/uploads/2018/06/f6987994e6b85102a8f59b06db1338bb.png" name="佐藤さん" type="l"]えっこれって高いのかな!?よくわからんなぁ・・・[/voice]
車の相場を知らないと、適正価格がいくらだかわからず安値で売ってしまう可能性があります。
そうならないためにも複数の業者に査定して、一番高いとこに売るようにしましょう!
車の無料一括サイトで査定してみたところ、このような価格がでました↓↓
なんとディーラーより買取業者の方が30万円も高かったのです!!
話によると下取査定で0円だった日産ノートが10万円で売れたケースもあるのであなどれません。
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