スバル伝統の4WD技術をCセグメントクラスのボディに搭載したインプレッサ。
5ドアハッチバックはスポーツイメージも高く、4代目以降はインプレッサスポーツというサブネームがつけられています。
スバル車に共通する水平対向エンジンや、ラリーで鍛えられた足回りなどで走行性能を重視するユーザーに人気です。
最近は「ぶつからない車」アイサイトの搭載で一般的な人気も出てきましたが、少し前までは他のスバル車同様”マニアック”なイメージがあり、リセールバリューが心配なユーザーも多いのではないでしょうか?
インプレッサスポーツを少しでも高く売るには、下取りと買取どっちが有利か調べてみました。
目次
インプレッサスポーツの歴代モデル
まずは、インプレッサスポーツの歴代モデルを振り返ってみましょう。
インプレッサは初代(GC/GF系)から3代目(GE/GH/GR/GV系)までWRCで最強の名をほしいままにし、スバルのスポーツイメージを大きく向上しました。
2代目までのハッチバックは「スポーツワゴン」というネーミングで切り詰めたワゴン形状でしたが、2007年に発売された3代目からスポーティな5ドアハッチバックに変更されています。
2011年に4代目(GP/GJ系)にバトンタッチし「インプレッサスポーツ」のサブネームがつけられています。
2016年10月に発売された5代目(GT/GK系)でも、スポーツ色をより一層深めた5ドアハッチバックとして継続しています。
新型も出たため、中古車市場では先代モデルと3代目モデルが中心になっています。
先代モデルは水平対向4気筒1.6リッターと2.0リッターのエンジン、FF/AWD(4WD)が選択できATにはCVTが採用されています。1.6リッターAWDでは5速マニュアルミッションもラインナップしています
インプレッサは燃費面でライバルに後れを取っていましたが、2015年には待望のハイブリッドが追加されています。
アイサイトは前期モデルでは2.0リッターモデルのみの設定でしたが、後期モデルでは1.6Lにも拡大しハイブリッドにも搭載されています。
2世代前の3代目モデルは歴代で初めて、全幅が1700mmを超える3ナンバーサイズに拡大したモデルです。
1.5リッターと2.0リッター、2.0リッターターボの3種類。FF/AWDが選べますが、ATは4速の電子制御ATになります。
ハイパワースポーツのWRX、WRX-STIがインプレッサの5ドアハッチバックとして設定されていたのも3代目までです。
【徹底検証】下取りと買取はどっちが高く売れるのか
インプレッサスポーツはディーラーで下取りをしてもらうのと、買取店に売却するのではどちらがお得なのでしょうか?実際に調べてみましょう。
インプレッサの下取り相場を調べてみました
先代モデルの下取り相場をトヨタの下取り参考価格相場で調べてみます。
|
11年 |
12年 |
13年 |
14年 |
15年 |
1.6i |
74 |
75 |
82 |
90 |
98 |
1.6i-L |
89 |
90 |
107 |
107 |
120 |
2.0i |
105 |
106 |
113 |
119 |
126 |
2.0i-S |
115 |
116 |
123 |
130 |
140 |
2.0i アイサイト |
124 |
133 |
135 |
137 |
143 |
2.0i-S アイサイト |
128 |
135 |
140 |
145 |
150 |
インプレッサスポーツは11年度モデルでも新車価格の40~50%程度残価があり、標準より少し高めな下取り価格です。
グレード別で見るとやはりアイサイト搭載車は下取り価格が高く、新車の50%以上の価格が付いています。
またスバルの新車ディーラーはお世辞にも店舗数が多いとはいえず、ディーラーが経営する中古車店の数も少ないため販売力が劣ります。
優良中古車中心の販売方針なので、下取りの査定基準も厳しくスバルディーラーでの下取り価格は低めになるケースが多いです。
インプレッサの買取相場を調べてみました
買い取り相場はGoo-NETで調べてみました。
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11年 |
12年 |
13年 |
14年 |
15年 |
1.6i |
80 |
82 |
89 |
92 |
101 |
1.6i-L |
101 |
109 |
114 |
120 |
127 |
2.0i |
108 |
112 |
118 |
124 |
131 |
2.0i-S |
118 |
121 |
126 |
134 |
141 |
2.0i アイサイト |
126 |
129 |
136 |
138 |
145 |
2.0i-S アイサイト |
132 |
136 |
143 |
151 |
159 |
買取でも年式やグレードの相場傾向は変わらないですが、下取りより高い価格が付いています。
トヨタやホンダのメジャーなヒット車と比較すると、インプレッサスポーツは地味な車種で中古車市場の台数も少ないです。それでも根強い人気があり、価格は高めで安定しています。
ネットの相場情報は目安なので、正確な査定額は年式や走行距離だけでなく、装備やボディの状態など査定項目に準じて変わります。
インプレッサスポーツの場合、相場価格だけでなく交渉によってさらに上積みが狙える買取の方が有利といえます。
この検証結果から、インプレッサスポーツは下取りするよりも買取してもらった方が高く売れることがわかりました。
インプレッサのプラス査定になるオプション装備はこれだ!
排気量に関係なく、4WDとアイサイトが装着されているモデルは高めに査定されます。
3代目までインプレッサシリーズにラインナップされていたWRX、WRX-STIなどは中古車市場で人気があり買取相場は高く、どんなに年式が古くても価格がつく別の査定事情になっています。
先代からWRXは別車種となりましたが、インプレッサスポーツでも、スポーツイメージがある装備品はプラス評価になります。
純正のエアロパーツやアルミもプラスになりますが、STIのエアロやアルミも人気が高く、タワーバーなどの走行系の強化パーツなども評価されるケースが多いです。
エアロパーツやメッシュグリルでスポーティな「リミテッド」、本革シートなどの豪華装備の「プラウドエディション」やルーフレールやルーフスポイラーがセットされる「アクティブエディション」などの特別仕様車もプラス評価になります。
ボディカラーは定番のホワイトとブラックの需要が高くプラスになり、ブルーやシルバーなどは査定に影響しませんがレッドはマイナスになる場合もあります。
WD専門店や降雪する地域の中古車店にルートを持つ買取業者を狙え!
買取店選びも重要なポイントです。買取では年式や走行距離、装備、事故歴などの査定基準と中古車での人気で価格が決まるので、トヨタやホンダと比べて安定した中古車需要に劣るスバル車は不利な面があります。
ただスバル車には“スバリスト”と呼ばれるファンが多く存在します。スバリスト向けのスバル車専門の中古車店もあるほどで、スバルに強い買取店では高い査定額が期待できます。
また4WDの走行性能も高いので、WD専門店や降雪する地域の中古車店などにルートを持つ買取店と交渉するのが高く売るポイントです。
一括査定サイトを利用して複数の買取業者を競わせることが高く売るためのコツ
交渉も複数の買取店を競合させるのが効果的です。テレビでCMをやっている大手買取店や中小の業者でも、買取時の状況や買取店の方針で査定額は上下します。
1つの業者とだけ交渉すると、本当に高い査定額かどうかもわかりません。複数の買取店から見積もりをもらえば、評価が異なることで業者がスバル車に強いかどうかもわかりますし、実際の買取相場も知る事ができます。
そうはいっても「忙しくて複数の業者への依頼や交渉する時間が無い」という方には「かんたん車査定ガイド」をおすすめします。入力項目も少なく45秒で申し込みが完了し、最大10社から回答がもらえます。
インプレッサスポーツは4WDが活躍するウィンターシーズンに需要が高く、下取り額も上昇します。この冬に急いで高く売りたい方も「かんたん車査定ガイド」でスピーディーに売却できます。
インプレッサスポーツを少しでも高く売ってお得に新車に乗り換えましょう。
ディーラーに騙されるな!15万得するために下取りではなく買取にしよう
新車購入を検討している人たちの口コミを調べていたら、すごいことを発見してしまいました!!
買取業者の相場はディーラーの下取り額より、平均で10万円程高かったのです。
噂が本当なのか真相を探るために、私も車の無料一括サイト(かんたん車査定ガイド)で自分の車をチェックしてみました。 そうすると・・・このような価格が出てきました↓↓
でも、これではまだ実際の価格がわからないので、買取業者に実車を見ていただき、ディーラーにも査定してもらったところ、 なんと買取業者の方が15万円も高かったのです!!
これで下取りが損だということが実証されました。 下取査定で0円だった日産ノートが、10万円で売れたケースもあるのであなどれません。
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