目次
トヨタ新型カローラアクシオ/ハイブリッドの評価・評判
トヨタ・カローラは2016年に生誕50年を迎えました。クルマだけでなくすべての工業製品を見渡してもこれだけのロングセラーは異例です。カローラの特徴は、
・一切妥協がない作り込み
・2016年1~6月の新車乗用車販売が7位と好調
・トップ10のうち昭和生まれはカローラだけ
ちなみにトップ10は、1位プリウス、2位アクア、3位シエンタ、4位フィット、5位ノート、6位ヴォクシー、7位カローラ、8位ヴェゼル、9位ヴィッツ、10位セレナとなっています。
カローラ以外はすべて平成生まれです。カローラはまさに日本車のレジェンドなのです。
カローラアクシオは、セダンタイプです。「アクシオ」と付いていますが、いわゆる普通のカローラです。それに対しワゴンタイプのカローラには「フィールダー」という名前が付いています。
カローラはザ・大衆車らしく、いまだにMT車も用意しています。年配者には嬉しい配慮でしょう。
また、トランクに納まりきらない荷物を後部座席にまで張り出して積むことができるトランクスルー機能も嬉しいです。後部座席も、このクラスのクルマにしてかなり広いです。
内装の特徴を一言で表すと、質実剛健です。デザインは地味なのですが、プラスチックの材質や、部品と部品の接合部分の精密さは、1クラス上のセダン並みです。
トヨタ新型カローラアクシオ/ハイブリッドの辛口評価
カローラアクシオには12のグレードがありますが、敬遠した方がいいのは「特別仕様車 HYBRID G“W×B”」と「特別仕様車 1.5G“W×B”」という2つのグレードです。
カローラはザ・大衆車なのに、この2つのグレードは、gtカー並みの格好良さを追求したカスタムバージョンなのです。gtカーとは、レースカーのように走るイケテルクルマのことです。
クルマの顔であるフロント部分をいかついデザインにして、ライトは最新のLEDを使います。専用のアルミホイールや専用のエンブレムも付けています。
最も安いカローラは、消費税込みで150万円を切る価格ですが、この2グレードはかなり高いです。
特別仕様車のグレード別の価格表
HYBRID G“W×B”2WD | 2,383,855円 |
1.5G“W×B”2WD | 1,990,145円 |
1.5G“W×B”4WD | 2,131,527円 |
そしてこれが最も残念なのですが、このカスタムカーはあまり格好いいとはいえません。カローラアクシオの原型は、おじさん用の地味なデザインです。
それには、豪華装備が似合わないのです。ファッションにはやはり、年相応というものがあります。
トヨタ新型カローラアクシオ/ハイブリッドの燃費性能
カローラアクシオにはハイブリッドの設定があり、33.8km/Lも走ります。この数値は素晴らしものですが、コスパに優れているとは思えません。
カローラアクシオの最も安いハイブリッド車は「HYBRID(2WD)」で2,030,400円もします。一方、カローラアクシオの最も安いグレードは「1.3X(2WD)」で1,485,491円です。こちらの燃費は20.6km/Lです。
ここで「燃費が13km/L以上も違うじゃないか!」と驚かないでください。確かに自動車の技術としては13km/Lの燃費差はとても大きなことです。
しかし市民生活のレベルで考えると、はっきりいって誤差の範囲です。
「HYBRID(2WD)」と「1.3X(2WD)」の車体の価格差は54万円です。1年に1万km走る人の場合、ガソリン単価を120円/Lで計算すると、元を取るのに23年もかかるのです。
また、カローラアクシオでは、ハイブリッドに乗っていることのステータスはあまり感じられないでしょう。コスパもない、所有欲も満たせないので、ハイブリッドはおすすめできません。
トヨタ新型カローラアクシオ/ハイブリッドの価格と装備から見るおすすめグレードは?
カローラアクシオのおすすめグレードはズバリ「1.5G(2WD)」です。車体価格は1,813,418円、燃費は23.4km/Lです。
「1.5G」の下には「1.5X」や「1.3X」というグレードがあり、とても安いのです。
でも「1.5X」や「1.3X」はメーターが1個しかなかったり、マニュアルエアコンだったりして、さすがにクルマ全体からチープ感が漂います。
カローラアクシオに180万円も支払いたくないという声が聞こえてきそうですが、なにしろトヨタ渾身の作です。
地味さや古臭さを我慢できれば、もう他のクルマは乗れないかもしれません。長く乗るようになった場合、チープな印象を持ち続けるのはさみしいでしょう。
ですので、カローラアクシオの魅力にはまることを考慮して、ここはしっかりおカネを支払って最低限の豪華装備は手に入れておきましょう。
トヨタ新型カローラアクシオ/ハイブリッドの辛口評価まとめ
カローラアクシオにハイブリッドバージョンが投入されたとき、驚きました。トヨタはまだカローラを売りたいのか、と思ったからです。
カローラは確かに売れています。しかしそれは、
・トヨタが総力を挙げてこのブランドを守っているから
・ハイブリッドという「ドーピング」をしているから
・カスタムバージョンを投入して若さをアピールしているから、です。
しかし、カローラアクシオのオーナーの多くは、クルマにまったく興味がないおじさんです。
カローラブランドに慣れ親しんだ層が、「次もやっぱりカローラでいいかな」と思って買っているだけです。
ただ、造りは完璧です。運転中に不満を感じることはないでしょう。日本の道路事情にも合っています。
でも、心の底から、別に欲しくないなと思わせるクルマです。
ディーラーに騙されるな!15万得するために下取りではなく買取にしよう
新車購入を検討している人たちの口コミを調べていたら、すごいことを発見してしまいました!!
買取業者の相場はディーラーの下取り額より、平均で10万円程高かったのです。
噂が本当なのか真相を探るために、私も車の無料一括サイト(かんたん車査定ガイド)で自分の車をチェックしてみました。 そうすると・・・このような価格が出てきました↓↓
でも、これではまだ実際の価格がわからないので、買取業者に実車を見ていただき、ディーラーにも査定してもらったところ、 なんと買取業者の方が15万円も高かったのです!!
これで下取りが損だということが実証されました。 下取査定で0円だった日産ノートが、10万円で売れたケースもあるのであなどれません。
コメント